大会長

挨拶

 この度、第65回 日本平滑筋学会総会の大会長を承りました東京大学の堀正敏です。本学会は2020年~2022年の3年間は対面での開催が叶わず、Webでの開催を余儀なくされました。第65回の総会はwith Coronaの環境下ではありますが、感染防御対策を徹底した上で、2023年(令和5年)8月4日~5日の2日間にわたり、東京大学 大学院農学生命科学研究科 弥生講堂にて対面で開催することとしました。


 本総会のスローガンですが『FRESH START AND EVERLASTING !』としました。「FRESH START」は、まさにこの3年間の寸断された時間から心新たに本学会をリスタートさせる決意を込めました。一方、「EVERLASTING」は、「今後も平滑筋研究の灯は絶えることなく永続的に続く」という思いがこもっています。臓器や環境変化により機能や形質を容易に変える多様性を持つ平滑筋細胞は、他の間質構成細胞群と協奏して各臓器の炎症―修復―老化/破綻に重要な役割を担っている細胞です。今後も興味ある研究展開が期待されます。


 本総会の一つの大きな試みは、オーストラリアの薬理毒性関連学会との国際共同シンポジウムを若手の会主催の企画シンポジウムとしてWeb開催することです。本学会の活性化に繋がってくれることを期待しています。


 情報交換会も企画しておりますので、奮って真夏の東大キャンパスにお越しください。

  • 第65回
    日本平滑筋学会総会 大会長
  • 東京大学
    大学院農学生命科学研究科 獣医薬理学研究室
  • 教  授